真兵成花

シン・ウルトラマンの真兵成花のレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.5
上映中何度か手が頭にいき最後は完全に頭を抱えた

映像面では最新技術を使ってはいるものの特撮らしさを残し、要所で初代ウルトラマンへのリスペクトを感じられる演出もあってとても良かったと思う。
特にバトルシーンは迫力がありウルトラマンのアクションにはあまり関心のない自分でも見入ってしまう出来だった。

ただシンゴジラ同様特撮パートより人間ドラマパートの割合が大きいのだが今作のそれはまあ面白くない。
ストーリーもウルトラマンの主要な話を抜き出してなんとなく繋げただけだから話としてまとまりがなくワクワク感もない。
最後のとりあえずハッピーエンドっぽく終わらせました!みたいな感じの雑な締め方も本当最悪でつい頭を抱え込んでしまったためエンドロールはちゃんと見ていない。
そして何より酷かったのは長澤まさみの使い方で監督の性癖が透けて見える感じがとてもキツく特に巨大化シーンは蔑むような目でスクリーンを見ていたと思う。好きなシリーズ作品で自分の性癖公開をされるのは気分が悪い。

結果的にボロクソ書いてしまったが、ウルトラ作品を大人向けのアクション、デザインでカッコ良く描いてくれたことは本当良かったしその点は満足。
真兵成花

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