なら

シン・ウルトラマンのならのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.9
永らくレビュー出来ず放置してしまってた。

新規の人より、かつてのウルトラQ〜ウルトラマンを観てた世代にバッチリ刺さるオマージュ映画になっていた。自分に翻ってみれば、幼稚園の頃に見てから30年弱分、心に溜まっていたウルトラマン愛を放出してくれた作品だった。映画を観ている最中はきっと当時のウルトラマンと今回のシン・ウルトラマンの2つの映像が脳内でリンクしていた人は多い。

よく、シンゴジラと比較されてるけど、ゴジラは元から100分近い映画だったのに対してウルトラマンは30分のテレビ枠。だからオリジナルを元に長尺にすると、短編を幾つか繋げるしか無くなるのは仕方の無いことだろう。それがまた、エヴァの初〜中期っぽい感じになってたし、シン・仮面ライダーも構成は同じだと思う。

正義の使者なのに頼りなさそうなところが、マーヴェルとの大きな違いだよね。シン・シリーズで一生食べていける庵野監督。ぜひともシン・ウルトラセブンやシン・帰ってきたウルトラマン、シン・怪奇大作戦も作って欲しい。
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