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シン・ウルトラマンのchapのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.0
予想を凌駕するほど本当に素晴らしかった。個人的にはゴジラよりずっと好きだった。アマプラで何回も見た。

ただ、有岡大貴の演技があまりにも未熟すぎて、どうしてもそこだけが気になって、恥ずかしくなリざわざわした。画面に出てくる度にいたたまれない気持ちになってしまうのがつらかった。SNSでは、有岡大貴の演技を卑下する人への有岡ファンによる擁護マウントの投稿が溢れていたが、こういう無理やり擁護は本当にやめた方がいいと個人的に思う。人の感じ方を否定することと、推すことは違うと思う。

対して、ヒロインの長澤まさみは演技力が周りに比べ圧倒的で完全に主役の斎藤工をくっていた。あのくったくのなさと逞しさは彼女しか考えられない。当たり役だと思う。

何より、コロナ禍においてここまでの作品を作り上げたことがすごすぎる。見ただけで脚本を変更したとわかるシーンは多くあった。それでも本当に丁寧に作り上げられ、だからこそ他には無い世界観になっていた。心が熱くなる映画だった。
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