「シン」シリーズは、１９６０年代７０年代の特撮で育った世代が、オリジナルへの強力なリスペクトを持って再構築する。
という解釈でいいのかな。
多くの人に見てもらいたいはずですが、観客の中心は円谷世代と庵野信者。若い人は置いてきぼりになるかも。
いわゆる「実相寺アングル」満載で「画」の面白さは流石。
普通の構図が退屈だという人には最高ですよ。
本作が「エヴァ」っぽいのではなく、
そもそも「エヴァ」が「ウルトラマン」っぽいのである。
という認識がないと、「時代」という文脈での面白さは得られないような気がします。
カッチカチの姿勢で飛行するウルトラマンを見て、
「えっ、ダサ」と思うか、
「そうそう、これ!」とニヤニヤするか
この世代の差、知っているかどうかの差、これはどうにもならないですから…。
結果的に見る人を選ぶ作品になってしまった気がします。
個人的には、ワンダバな「新マン」が好きなので、帰ってきてほしい…。
