まの

乱反射のまののレビュー・感想・評価

乱反射(2018年製作の映画)
3.2
大切な子供を失った夫婦の話。

日々、普通に暮らしていたのにある日事故で小さな子供を亡くしてしまい、残された父と母はその事実を受け入れ難く、誰のせいで、何のせいで息子が殺されたのかと原因を追求しようとする様子が描かれていました。

市の対応、木の様子を検査する人、犬の散歩で便を持って帰らない親父(この人が一番嫌です)等、観ていて怒りがこみ上げて来ました。こんなことで大切な命が奪われたなんて辛過ぎます。

事故の前日のピクニックのシーン、小さな小さな幸せがずっと続くと人は思いますよね。「あの時、あそこを歩かなければ」とずっと思って生きて行かないといけないんでしょうね。辛いです。
スーパーの同僚の女性が「大丈夫、大丈夫」と言った女性の優しい顔が忘れられません。
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