コミヤ

1917 命をかけた伝令のコミヤのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.4
明朝のドイツへの攻撃に備えて最前線に待機する1600人を救う為に走る2人の兵士、その前途多難な道のりをあまりのも惨い戦争の現実も含めてワンカット風のシームレスなショットで描く。ワンカット風というと「ゼロ・グラビティ」を見た時の衝撃は凄かったがこの作品はそれ以上だった。序盤の目が覚めるシーンから任務を伝えられて出発するまでの流れの途切れなさにびっくり(当たり前なのだが)。そこからも場面の緩急のキレが凄くて主人公を応援する気持ちが止まらない。夜明けの鐘が鳴ってから最前線の基地までのシーンは劇伴も相まってとんでもないスケールで描かれており見てるこちらの感情の乗り方も凄かった。上映当時観に行こうか悩んだ末に行かなかったので、これは劇場で観ればよかったと後悔。
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