逆転のトライアングルのコミヤのレビュー・感想・評価

現代の資本主義、フェミニズムなどの格差社会の要素を抉るように描きつつ、それを取り入れることで懸念される面白さや痛快さの減少が一切無い凄い好みの作品。特にPart2のいい意味での地獄具合、イカれ具合が最高だった。立場が逆転するPart3も少し間延びした感はありつつも、この先どうなるのかというドキドキと文明の利器がない島で人が発達していく様子(音楽・絵画を楽しむ余裕が出てくる所など)が描かれていてどういうジャンルの作品なんだと驚かされる。