このレビューはネタバレを含みます
別れる前提で2年間限定で付き合うという約束をしたカップルの物語というところに惹かれて観賞。表現のセンスや演出、全体的な演技等は正直かなりいまいちに感じたが、物語構成は工夫されていてしっかりとトリックに引っかかった程度には楽しんだと言える。
冒頭からまさかのヒーロードラマが始まり、更には突然女性がトラックに轢かれそうな子供を庇って死亡と、思っていた感じと大分違っていたので観る映画間違えたかも...と不安に思ったが、その後不穏な感じにタイトルが出て、こういう感じなのか!?とは思った(実際はコミカル重視だったけど)がちゃんと目的の作品だったので安心。
上述したように台詞回し、役者の演技、演出面はかなりコミカル且つイマイチな作りに思えたが、構成には力が入っていて細かい伏線等を全て回収していたところや、シナリオの時系列的なトリックも最後まで分からなかったので上手かった(私が鈍いだけかも)と思う。イマイチな部分をもう少し向上できたらもっと良い作品になっていた感じは凄くあった。
あと結局同じ意味にするなら死神かヒーローどちらかに絞った方が良かった気がするなぁ...。