希望と絶望
ヴェネチア国際映画祭でホアキンジョーカーを抑えての男優賞を獲得したルカマリネッリの演技を期待しての鑑賞(映画賞のルールがよく分からいけども、『ジョーカー』は金獅子獲ってるから重複受賞出来なかったのかもしれんけど)
身分の差、届かぬ恋、表現者としての成功と葛藤、時代背景
主人公マーティンエデンを形成した背景と、作中でさらに彼のアイデンテティを揺り動かしながら形成していくエレナを始めとする要素の強さ○
詩的な世界を表現する余白○
社会主義や自由主義などの思想の読み解きも作品への評価に繋がると思うけど、単純に、作中のマーティンエデンが辿ってきた人生が誰の為に始まった人生でどう決着が着くのかという儚さは見応えでしかないよね。ラブストーリーの濃さ○
二人のロマンスの壁となる身分の差と、エレナの母親の存在感○
作品の雰囲気を邪魔する事なくスマートにイベントが置かれていて○
(写真撮影や、食事の食べ方、拍手のタイミングなど)
マーティンが成功を手にしてから目に生気が無くなっていくマリネッリの演技は顔の力も相まって良かったなぁ、、