マーティン・エデンの作品情報・感想・評価・動画配信

「マーティン・エデン」に投稿された感想・評価

ちょっと難しかった。階級、貧困による教育格差とか…個人の思考はもちろんあるけど、価値観って育った環境によるものも大きいよなとか。

誰からもバカにされ、恋人も自分を恥じてるのを知りながら努力を続けて作家になって、自分自身は変わらないから周りの手のひら返しがありありと見える。

分かるんだけど難しいなと思うテーマだった。
でも、映像とかたびたび古い映像が挟まれてるのも良かったのでそこは好きでした。


人を愛した経験がなさすぎて、どうしてもやり遂げたいことがある場合恋人がいると双方不幸になりかねないと考えてしまうので…エレナの気持ちもマーティンの気持ちもなんとなくしか分からない。
あなたのように行動し、話したい。マーティンの歩んだ道のきっかけは確かに彼女だけど、愛するには価値観がちがいすぎる。

あとエレナ最後さ…あんな感じで会いに来るならお母さんと一緒に来るなよ!と思ってしまった。父も母も捨てるわ、とか言いながら母に送り迎えされて会いに来るのかよ…
Reiren

Reirenの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「野生の呼び声」で知られるジャック・ロンドンが
モデルの男が作家になる話

良家の令嬢エレナに惚れ、好かれたい一心で
教養を身に着け作家を志す船乗りの主人公
マーティン

なかなか成功せずエレナと別れ
その後、大成したけれど・・・

貧しい生活から一転、大富豪になったマーティンに
かつての恋人エレナが会いに行く

大抵の作品ではなんのかんのあっても
ここでハッピーエンドになるがこの作品では
シビアな別れ

マーティンがエレナに惚れた時
「あなた(上流階級)のように考え、
行動したいんです」と語ったその
上流階級(成功者)の一員になれたが
幸せは得られず・・・

貧しい人々と、生まれた時から富裕な人々との
考え方は根本的に違う
大金を手にしても中身は変わらない
貧富の差に、深い溝がある感じが
なんともやりきれなかった
Yuki

Yukiの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

セリフ全てが刺さるし、意味のある発言しかしてなくて、最高な映画でした
画も綺麗でところどころ入るノスタルジーな映像もめちゃくちゃよかったし、生きる個人に焦点をあてるのもすごいよかった。社会主義や個人主義が干される機運、民主主義や出来立ての資本主義に苦しむ労働者と金持ちの差を文学で戦った彼、そもそもそんなものは自然の法則には敵わない自然主義なんてこの時代には通用しなかったんだろうな、、

以下メモ

「教育がパンで、スープが貧困、すくって食べればなくなる」
「牢獄でも鍵があれば家さ、鍵は愛だ」
「飽食飢餓を知らず」
「多くの人間が餓死し逮捕される
彼らが貧乏で奴隷で無知で愚かだからか?」
「雇い主を追い出しても主は自然や別の人間」
「国が個人に自由をもたらす」
「倫理の法則が自然の法則を覆せるのか?組織は必ず存在し、主も存在する」
→これが進化の法則


「法には欠陥がある
貧者には犬を飼う権利がある
鼠を飼ってもいいというわけだ
やはり控除の対象になる
陰気な小部屋で高価な雑種を買わずとも
これは行政の負担だ
やめさせたら鯨でも飼いかねないと?
犬の殺処分、名案では?
次なる対策、貧民の殺処分を
これで行政の負担は減る!」
この詩を朗読する場面めちゃよかった。

このレビューはネタバレを含みます

初め、引き込まれていったけれど、後半しんどい映画、マーティンの辛さですね。
yoshis

yoshisの感想・評価

1.8
全然面白くない。1.5倍速でも長く感じた。またもやヴェネチアに騙された。
kasumi

kasumiの感想・評価

3.0
主役のルカ・マリネッリさんは本当に素晴らしいかったし、演技に引き込まれました。ラストをどう解釈すれば良いのか…
育った環境云々より思想が違うから上手くいかない。

時折挟んだ歌にキョトンとしてしまった。
Lilly

Lillyの感想・評価

3.8
ジャック・ロンドンさんの著書は未読で名前しかしらない程度の知識で鑑賞。まず、イタリアなのにびっくりした。実際はアメリカの作家さん。

ロマンスより彼の作家としての成り立ちを期待して見たけど、私には彼自身が少々難解で、、、。フィルム風な映像と、時々挟まれる昔の映像はなかなか興味深かったですが。

ただただルカ・マリネッリさんの演技にひ引き込まれて最後まで鑑賞。個人的にあまりよく知らない俳優さんだけど、この役は素晴らしかった!

2021-195
megさん

megさんの感想・評価

3.2
ナポリの美しい風景と民衆が働く現場や下町の様子、教育が大事というお金持ちと文盲の貧民などの対比、今でこそ国民の分断とかよくきく言葉になったけれど、この時代の分断は一回り前の話で救いがない。なので、マーティンがお金を得ても救われなかったのはそうなのかなと思った。

作品は時折ブルーがかったモノクロの印象映像を挟んだり音楽も興味深かったり凝ったものだった。が、自由主義、社会主義の集会演説の辺りから私には理解不能になってしまって難しかった。
わるた

わるたの感想・評価

3.5
労働階級の無学な青年が
文学に出会って才能を開花させる、という展開は
ナポリとその近郊という舞台も相まって
『イル・ポスティーノ』を彷彿とさせた。
しかしこちらはだいぶ後味が苦かった。

作家を目指す動機が名家の令嬢との恋というのが
その努力を切実にも複雑にも不純にもしている。
自分を受け入れない社会への怒り。
認めさせたい、認められないというコンプレックス。
怒りはときにすさまじい原動力となるので
あの鬱屈がなければ成功に至るエネルギーは
得られなかったかもしれない。
しかし、純粋に、創作の喜びだけを追求できなかったのか。
名声を得ても一向に幸せそうに見えない、
悪態を吐き散らす男の姿に
どこでボタンを掛け違えたのか切なくなった。

ドビュッシーのパスピエが印象的だった。
ところで、オルシーニ家って、あの?
それは名家ですわ…
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