マーティン・エデンの作品情報・感想・評価・動画配信

「マーティン・エデン」に投稿された感想・評価

Junko

Junkoの感想・評価

3.3
後半ストーリーが唐突すぎて、、?だった。成り上がったけど、失うものも多かった。
関係ないけど、主役の人が「フリッツ・ホンカ」の人となぜかダブって仕方なかった😣💦
途中から社会主義とか政治的な事も絡みだしてよく分からなくなっちゃった。
mon

monの感想・評価

4.0

『牢獄を築く者の言葉に、自由を築く者の表現力はない』


無学の青年マーティン・エデンが上流階級のお嬢様に恋をしたことから作家を目指す、栄光と挫折の物語。


教養とは?知性とは?品性とは?について最近よく考える。
有難いことに大学まで行かせてもらった身だけど、とてもじゃないが自分が教養ある人間に思えなくて、どうしたら身につけることができるだろうと私もこの物語のマーティンのように必死に本を読んだりする。
でも教養がある人に知識がある人は多いけど、必ずしも知識量が多い人=教養がある人ではないというのもわかってきた。


この作品を観て、とにかくどんな状況においてもつまらない大人にはなりたくないと思う。
お金にしか価値が見出せなかったり、人の価値を損得で決めたり。
得ることにしか価値が見出せないのは本当につまらない。
そうじゃなくて、自分にとって大切なものや求めるものを常に考えて、自分の物差しで触れるものを選びとって、自分を肥していきたい。
そして失うことにも価値があるんだって受け入れていきたいね。


教養のある人って「深く考えることができる人」かなって、最近思います。
人間は考える葦であるっていうしね。
あさ

あさの感想・評価

4.0
久々に良い作品に出会った
ドキュメンタリー作品を続けて観たため、ストーリー性のある作品を観るとやっぱり私はこっちが好きだと再認識する。
努力して売れっ子作家に成り上がったマーティン・エデンは
令嬢と恋に落ちるも彼女の家族に反対され、彼が成功して何年か経った後に彼女は彼の元を訪れる。マーティンの彼女への対応を見るに、そりゃそうでしょうと。まぁ、あるあるですよね。夢を追う若かりし頃というのは儚く美しい。作家らしい人生の描き方をしていて、意外性はないけど、期待を裏切らないなという意味では良かった。
教養が彼を苦しみから救い出したが、
後に彼を苦しめたのも残酷ながら教養だった。
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主人公は労働者階級で育ち、小学校を4年で中退した船乗りのマーティン・エデン。
偶然助けたブルジョワ階級の青年の家に招待され、彼の姉であるエレナに一目惚れすると同時に、知識と芸術に溢れた世界を知り、"彼らと同じような言葉で、考え方で一緒に過ごしたい“という憧れを強く抱く。
そして彼はやがて自分の中に眠っていた文学的な才能・欲求に気づき、『作家になりたい』という夢を見つける。


労働者階級の主人公が、学校にも通えない圧倒的不遇な環境から独学で教養を身につけ次第に成功を収めていく姿はとても面白い。

しかし成功と引き換えに彼が失ったものはやがて彼をまた苦しめ始める。
人気作家になるほど、彼が本来持っていたものは消耗されていく。

富と名声を手に入れてなお絶望の淵にたったマーティンが見たのはかつての自分の幻。

なんとも切ない話だった。
まさに"絶望の青春"か。
〈ストーリー〉イタリアナポリの労働者地区で生まれ育った貧しい船乗りのマーティンは、ブルジョワの娘エレナに恋したことから文学の世界に目覚め、独学で作家を志し、幾多の障壁と挫折を乗り越えてついに名声と富を手にするが…。

似たような話し=貧しい青年と裕福な令嬢との恋、文学に目覚め作家として成功する!何処で観たんだろうか??

実話?フィクション?・・・

こちらも鑑賞記録。

『マーティン・エデン』19/2021
Noym18

Noym18の感想・評価

3.9
知への探究心に見ていてわくわく
元々空っぽだからこそ、一途に進み続けられる愚直なスタンスに愛嬌まで感じられる
こうした姿は人を惹きつけるのだ

一方で、富や名声を手にすると途端に横柄な態度をとってしまうのか。その醜悪な態度は、人を遠ざけてしまう結果に

何かを成し遂げるには何か大事なものを犠牲にせざるを得ないのかと切なくなった

このレビューはネタバレを含みます

全編を通し純文学らしいクラシックな作りで、回りくどくも重厚な展開がずっしりお腹にたまる後味を残す。さらに、その作品性を正当に評価できる素養と教養をお持ちのレビュアーの皆様の高尚な文章を読んでいたらますますお腹いっぱいに・・・

自分はこのままでは胃もたれ&消化不良になりそうなので、いっそ思い切り下世話な視点で眺めてみる。と、主人公はめっちゃ色男で愛に飢え文学に目覚めた後はその目指すところの志に比例してプライドも高く、それでいて繊細すぎてすぐ激昂し、いつも悲壮な表情で孤高の存在の痛々しさを体現。当然モテまくるが愛した女性をすべからく不幸にする付き合っちゃいけないタイプ・・・という人たらし文豪キャラとしてはイタリア版太宰治みたいにも見えてくる。案の定、成功するほどにどんどん人相が悪くなっていく様が痛々しかった。

ただ、いかんせん話の展開の緩急が妙に唐突で、長々とメロドラマを見せられ眠くなるかと思いきや突如成功して大金持ちの大作家になっていたり、後半に行くほど置いてけぼりを喰らいがち・・・。
残念ながら私向きの作品ではなかった。
naga

nagaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとはそうでもなかったのに何度も思い返してしまっているから多分かなり好きな映画です 前半の勢いが特によくて シャンソンだったりお洒落な映像だったり 学はないけれど知性に富んだ船乗りの美青年が教養溢れる育ちの良い美少女に憧れと恋を抱いて必死に学ぶ それは学んで翼を手に入れて彼女のところへ飛んでいけると思ったから でもエレナはマーティンの才能をあまり理解しなくて それは彼の文学があまりに切実であまりに高い熱量を受け取りきることが出来なかったのだと思う 生きてきた世界があまりに違いすぎる…… 後半はマーティンが精神的に失速してしまうので映画としてもちょっとだるくなってしまって残念でした でもエンディングはめちゃくちゃ好き! エレナに近づきたくて学び、学ぶこと書くことが輝いていた頃、一人で文学の世界へ漕ぎ出そうとしていた頃の熱量が今のマーティンにはなくて 自分を見失ってしまう 知ることで世界は一層輝いて見えるけれど だからこそ見えてしまったもの、何者でもなかったからこそ自分が自由だったことに気付いてしまうのだと思います でもそんなマーティンだって もう一度波立つ海へ飛び込んで 夕日の方へ真っ直ぐ泳いでいく わたしも頑張らなきゃ~~ 主役の俳優さんのお顔が本当にうつくしくていつまで見ていても飽きませんでした
実験4号

実験4号の感想・評価

3.0
全体的に詩的すぎて、映画としてのエンターテイメント性は低い。(そんなところはそもそも目指してないのかもしれないけど。)

主人公の気持ちが、理解できそうで理解できず、感情移入が全然できなかった。こんなに主人公に感情移入できないのはエディット・ピアフ、ココ・シャネルに次いで3人目だ。

夢を現実に手繰り寄せて、色んなものを手にしても倖せにはなれなかったんだね。

日本でリメイク(しませんけど!)するなら、伊勢谷友介だなあ、と思いました。
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