agathe

オフィサー・アンド・スパイのagatheのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロマン・ポランスキー監督作品というだけで見に行った作品。
1894年の話でこの時点でもうユダヤ人への差別意識があったのかと目からうろこ状態でした。
ま、1900年代に入っていきなりユダヤ人への差別が始まったとは思わないけれども、ヨーロッパでは根強い差別意識は存在していたのね。
この裁判が恐いのよ。
偽証も偽造もなんでもありの裁判が権威を持っている世界。
その中でピカール中佐の正義が行われていく話。
ピカール中佐も周囲の軍人も、何が恐ろしいってドレフュス大尉を差別していないと思っている人も実は差別意識があるということ。無関心=差別なのかもしれない。
もう少しピカール中佐が頑張るのかと思ったけれど、まぁ、そんなもんか、の結末。
事実としてこういう時代があって、こういう事件があったということを知りました。

映画とは全く関係ないんだけれども
これはレイトショーで見た映画なんだけれども
2席離れたところに座っていたおっさんが(暗くてよくわかんないけれども中年男性)前半から大いびきで最後までそのままでした。
わたしは映画館では一番後ろの真ん中で見るのがベストポジションで、この日もそこの席を確保してみていたのですよ。
いびきが気になるから動こうかとも思ったんだけれど、一番好きな席で見ている私が動くってどうよ?とかおもっちゃって結局そこの席でずっとみてたんだけどさ。
人の適応能力ってすごくって、映画が無音にならない限りはそのいびきも意識の外に出て映画を見れるってこともわかった。
でも映画を見に来ているんなら見てほしい。
映画がつまらなくてとか、疲れてて、で寝落ちちゃうのは、わかる。
でもいびきかいてずーっと眠っているほど疲れたんなら映画館来るのはやめてほしいと切におもったのでありました。
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