宮下

異端の鳥の宮下のネタバレレビュー・内容・結末

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

人間、こんなに酷い目に
遭うことあるんだ……って作品

ポスターにもなっている生き埋めにされた後
カラスに囲まれて頭をつつかれるシーンが
とにかく怖すぎる!!

ユダヤ人というだけで少年が受ける仕打ちは
酷く辛いですが、画が美しく内容の割には
鑑賞し易い印象を受けました

ゴア描写は思ったより控えめだったので
前評判に期待し過ぎた気がします
ネズミに喰われる描写と眼球くりぬきは
もっと詳細に見たかった〜!!

少年が徹底的な被害者から加害者の立場にも
なっていくのですがカタルシスを
あまり感じないような作りになっていたのが
現実味があり良かったかなと!

また長回しやタライ、ダンスを見つめる
シーンなどサタンタンゴを思わせる部分もあり
個人的には楽しかったです!!

人を選ぶ作品であり、説明不足な部分も多々
ありますが最後の小さな希望が見えたシーンで
観てよかった作品になりました

内容的に子役さんのトラウマになるのではと
非常に気掛かりでしたがシーンによっては
大人が代わりに撮影していたり
現場を分ける配慮をしているようなので
オールオッケーです!!やったね👌👌👌
宮下

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