来世ではきっとパリピに

異端の鳥の来世ではきっとパリピにのネタバレレビュー・内容・結末

異端の鳥(2019年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

台詞が極めて少ないため理解しにくいシーンも多く、"ついて来れなきゃ置いてく"スタイルの非常に観る人を選ぶ作品。

独ソ戦下にユダヤ系の男の子がとにかく酷い目に合う訳だが、色々な醜いものを見ていくうちに主人公の男の子からどんどん感情の色が無くなっていき、そのせいか終盤の方では全く主人公に感情移入出来なくなっていた。

印象的なシーンとしてはタイトルにもなっている、
外から入ってきた鳥をまるで異端者を排除するかのように寄って集って攻撃する鳥の群。
そして助けようとした馬を、別の馬を使って処分され、
輸送中に逃げ出したユダヤ人を射殺するドイツ兵。

鳥が鳥を殺し、馬が馬を殺し、そして人が人を殺す不条理。