nobodyownacat

異端の鳥のnobodyownacatのネタバレレビュー・内容・結末

異端の鳥(2019年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

エンタメは全く感じられないけど、ジョジョラビットとの対比は面白いかもしれない

白黒でほとんど喋らないのにジェスチャーとかでも十分伝わる表現は世界共通なんかね
喋らない分字幕見なくて済むし映像に意識が割ける。
言語は人工スラヴ語が使われてるらしい。
昔の映画だったらずっとナレーションしてそう

開始30分でこの絵面大丈夫?って思ったらずっとしんどい。
対称な画が綺麗だけどより孤独を感じる
まるで自分のような異端の鳥
ユダヤ人って顔つきですぐ分かるもんなんやね。ユダヤ人の子どもがキリスト教会で歓迎されるわけないとか軍人はマズいとか行くところ全て生きにくそう
だんだんこの人いい人そうとかこの人ペドフィリアっぽいなとか見えてくる。
天使のようにも見えた女も結構醜い

善い人間だったのは司祭とドイツ兵とソ連兵(呪術おばさんも?)でそれぞれ違う信仰があって善性を保ててるのが良いし、彼らは信じるものよりも道が超越していた。そこに文明人らしさを感じられる。

ダンケルクにもあったけど喋らなければ言語がバレず人種差別もされにくいとかあるんだろうか