異端の鳥のnakaのネタバレレビュー・内容・結末

高評価だったので鑑賞。事前知識がなかったので、理不尽な残虐行為に違和感を感じていたら、ナチスドイツの登場でホロコーストものだと理解。少年目線の差別体験という意味では、知識がなくて良かったのかも。後半の少年の豹変とラストの父親との再会が秀逸。モノクロの映像美とBGMの少ない演出も素晴らしい。人間の残忍性を予想外の角度から描いた傑作だが、グロシーンと長尺が理由で二度目観るのは辛すぎる。
原題は「The Painted Bird」。白いペンキで塗られたことを「異端」と訳すと意味が変わるような。ちなみに、ドイツ軍は鷹の紋章、ソ連軍は五角星に鎌とハンマー。