Lucy

異端の鳥のLucyのネタバレレビュー・内容・結末

異端の鳥(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

うう〜 不憫…というか、可哀想というか。
ペンキを塗られて異端だと言われ差別され続ける鳥、そのものだった。

初っ端から家なき子になってビビるね。
どんどん違う人に預けられる育てられ
移動して家を目指す主人公。

自分が恵まれていてるからか、
暴力や貧困を表す描写より性的な表現の方がリアルだと感じてしまった。

神父に拾われる際、「まさかな?そんな安直なことしないよな?」と思ったが、
そうか。まぁいいけど。

しかし、あのレイプの後リストカットするのは良かった。
今まで散々な目に遭っていたが、やはり尊厳を失うのは性暴力なのだと思った。

その次の小屋に住む女の所でも、
またもや上下関係による性的搾取が行われてしまう。
コーンを捻るのは男根の暗喩か?と思ったら、本当に濡れ場が展開されていって少し笑った。
唇も女性器かな。

その後、性欲に目覚めたのが一番怖かった。
今まで見てきた男たちがクズすぎて、まともに好意や愛を伝えられなかったのが苦しかったな。
そして嘲笑ってきた女に辟易して家を出る。


目には目を、歯には歯を。
最後、父親にずっと怒るのはそらそうだが、殺さないよな?と少し不安になりながら観ていた。
名前も取り戻し、ここからどうなるのか。
Lucy

Lucy