大筋を俯瞰で見ると結構面白いんだけど、エマがレゲトンダンサーで性的に奔放という設定が不要どころかあまりにも邪魔すぎる。
観客に期待している目線がイマイチ掴めず、個人的にはガエルの立ち位置に同意で、エマもダンサー仲間も放火も放水もレゲトンダンスそのものも滅茶苦茶ダサくて、自由を履き違えたクソガキのワガママサクセスストーリー(胸糞は良くない)って感じだったんだけど、ひょっとしたら「エマかっこいい！」っていうのが意図してるところなのかもしれない……。
愛だ愛だと言いながら、結局自分自身しか愛しちゃいない系毒親映画「フロリダ・プロジェクト」を思い出した。
(あれが親子愛社会派映画として称賛されてるのが信じられん、っていうのはまた別のお話)
パブロ・ラライン、別にこういう映画撮らんでいいなと思いました。
