【オススメはしません】
「男の人を見た、彼は牧師だが信仰を失っていた。…女の人を見た、彼女は靴に問題を抱えていた。…」みたいに暗喩や前後の脈略が解読できない短いストーリーを、めちゃくちゃパワフルな画でガンガン伝えまくってくる作品(作中はスウェーデン語)。
ほぼ全てのストーリーが固定アングル、音楽無し、極力要素が排除されていて人も風景も全然動かない！普段自分が何もしていないつもりでも自分自身の視線は動くし目に入るあらゆる情報を捉えてしまうので、この映画はもはや瞑想みたいな状態に近いかもしれない…。あるいは夢で見る風景とか、走馬灯のような感じの映像。。（楽しい雰囲気ではないタイプの夢・映像美とかではない）
自分が今まで観た洋画の中で一番、小津さんの作品のような圧倒的な映像のパワーを持っていた映画かもしれない。。暗転もすばらしい(落下の王国も同じくらい映像パワフルだったな。。)
