くらた

娘は戦場で生まれたのくらたのネタバレレビュー・内容・結末

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

灰で霞んでない空を見上げられること、爆撃で命を落とすかもしれないも思ったことがことないこと、25歳を戦争の恐怖を感じることなく迎えられていること。
これら全てを当たり前に出来ず過ごしてる人がいるんだと、見たくない現実を突きつけてくれる映画。

自分の無力さが悔しくて、世界中の誰もが平和に過ごせる世の中を作れるくらい圧倒的な力が欲しい。だけど、そんな方法は思いつけない。きっと私は、この映画に出てきた当たり前にあるはずの生活を送りたいだけの人たちへ何の貢献もせず、これからも毎日を生きていく。

こんなに、ちっぽけな自分が何か出来ることはあるんだろうか。何もないと諦めてしまうのが楽だけど、諦めていいんだろうか。諦めたらそこで試合は終了するんだろうか…。

でもホントは分かってる。どこかで他人事として見てるから何もしないんだ。自分ごととして捉えるには苦しすぎるから。
くらた

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