シリアの都市アレッポで、2012年から陥落となる2016年までをワアド・アルカティーブという女性が撮影した内戦の様子をエドワード・ワッツの協力のもと完成させたドキュメンタリー。少し前に予告を観て、これは絶対に観なくては‼︎と思い鑑賞。
「子どもに罪はない」とうなだれる医師。家族の死に直面する人たちの計り知れない悲しみと流される赤い血。
その中で救われる尊い命。
空爆の音で泣かない子どもたち。
1個の柿がもたらす幸せ。
故郷を失う人々の喪失感。
世界は理不尽だ。
サマの笑顔とワアドが「サマ」と呼びかける声が優しく心に響いた。
(わたしは正直勉強不足だった。シリア内戦のことをもう少し勉強してから観るべきだった。でも、これをきっかけに知る人がいてもいいのかなとも思う。)