スコアなんて本当はつけられない、衝撃的な映像だった。
空爆の音、振動、視界を覆う埃、運びこまれる血だらけの子どもたち、うめき声。空爆の下にいるということがどういう身体的体験であるか、これ以上ない強さで突きつけられる。戦場に生身で暮らす人にしか撮れないすさまじい映像が続く。
ベランダで男の子が「アレッポに残りたい」と言ってから泣きだす場面が非常に印象的だった。家族たちにとってアレッポはどんな場所なのか、どうして子どもも一緒に留まろうとするのか… 「ここで生活を続けることが私たちの抵抗」と語られていた思いについて、もっともっと知りたくなった。
「今世紀最大の人道危機」といわれるシリア内戦について、自分の無知がとても恥ずかしくなった。勉強して、何度も見返したい。
