み

娘は戦場で生まれたのみのネタバレレビュー・内容・結末

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

負傷した妊婦の帝王切開で脈のない真っ白な赤ちゃんを取り出すシーンも、床にもストレッチャーにも血の海ができてるのも、包囲されても冗談を言いながら笑い合う様子も、子供の亡骸を強引に抱きかかえて病院の外に出ていく母親も、「アレッポは消える」と現状を冷静に理解している女児も、至る所に横たわるモザイク無しの痛々しい遺体も、挙げたらキリがないくらい脳裏に焼き付いているシーンは多くあるものの
「映像を見ている人はたくさんいるのに誰も助けてくれない」とYouTubeを見ながら訴えるアワドのシーンが1番すっと入ってきた
本当その通りで今この映画を見たとて私は何も出来ないし、知らないことを知れたという自己満と平和に過ごせていることに感謝しようというありきたりな感想しか残っていない。
ただ今後もドキュメンタリーをはじめ過去の惨虐な出来事を描いた映画は積極的触れていこうとおもう、感じることも考えることも多かった
ショッキングな映像が多いだけに点数ずらい上、人に勧めずらいが観るべき映画
み