まよいマイマイ

呪いの館のまよいマイマイのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
4.3
やっぱりマリオ・ヴァーバ監督大好きだ
アメリカやフランスに比べて陰気な雰囲気が自分には肌に合うんだと思います

ここ数年で何十人も怪死がつづく人里離れた村
呪われた館の女中から手紙をもらった刑事、その刑事に鑑識を依頼された医者が中心となり村の不可解な出来事に錯乱されていく

門に突き刺さる女、窓から覗く少女、妙な儀式をする悪魔祓い、有刺鉄線に巻かれる女、廊下に立つ少女、無限に続く回廊、残された子供部屋‥
全てがうつくしく物哀しく、こわい。

精神消耗していく主人公と同時進行でこちらの精神も錯乱していくような構成、カメラワークが白眉
やっぱり最高!イタリアンホラー!
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