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呪いの館のyasu555overseasのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.8
アマゾン・プライムでレンタル代を払って、見ました。

連続怪死事件が起こったイタリアの片田舎にやって来た医者でもあり、検死官の男が怪死した1人の女性の遺体を調査して行く内にグラップス邸を知り、その屋敷の秘密を調査するという物語。

あのマーティン・スコセッシがバーヴァの最高傑作と評価するぐらいのゴジック・ホラー/スリラーの傑作でJ・ホラー(日本ホラー)にも多大な影響を与えて、デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロ、フェデリコ・フェリーニ、ダリオ・アルジェント等様々な監督に影響を与えた作品としてはでかくて有名らしいです(ルチオ・フルチもこの作品を知ってたのは間違いないやろうな)。怪奇ホラー映画の始祖とも言える。この作品を見ずにして怪奇ホラー映画を語れられへん。

亡者の叫び声が発して邪悪な霧に包まれてた廃墟な教会、宿屋、民家の辺りにあった墓地の雰囲気が凄い不気味さな邪悪のオーラがありました。黒い闇の光景やダークグリーンや薄い光を当てた演出効果な色彩がバランスが良くて素晴らしかったです👍🌟👍🌟

鞠(手毬)を持った悪霊の金髪少女役は実際に演じたのは男の子らしいです。鞠を持った悪霊の少女を見てあの「世にも怪奇な物語」の第3部作(悪魔の首飾り)に出てた謎の金髪少女も鞠を持って、現れてたのを彷彿させられました。本作に出て来た悪霊の金髪少女は「世にも怪奇な物語」第3部作の鞠の金髪少女やとネタになってたようですが、「世にも怪奇な物語」と本作「呪いの館」(Kill Baby Kill)は設定と物語が全く違うので成り行きが別々になります。映画好きの解説者は本作で鞠を持った悪霊の金髪少女が「世にも怪奇な物語」第3部作の鞠の金髪少女やと勘違いしてるだけです。同じでは無いですが、共通点があるだけです。

B級な作品でしたが、良い傑作な作品で見て良かったです🌟👍