地球外生命体

私のちいさなお葬式の地球外生命体のレビュー・感想・評価

私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)
3.1
突然の余命宣告を受けた73歳の女性が自身のお葬式計画に奮闘する姿を描いたロシア映画。ウラジーミル・コット監督による長編4作目。

村にただひとつの学校で教職をまっとうし、定年後は気のおけない友人たちと大好きな本に囲まれ、慎ましくも充実した年金暮らしを送っている73歳のエレーナ。そんな彼女が病院で突然の余命宣告を受けてしまう。都会で仕事に忙しい毎日を過ごし、暮らし5年に一度しか顔を見せないひとり息子のオレクには迷惑はかけたくないと、自分で自分の葬式の準備をスタートさせる。惨めな死に方だけはしたくない彼女の願いは、お葬式に必要な棺や料理の手配を済ませ、夫が眠るお墓の隣に埋葬されること。親友やかつての教え子たちの協力もあり、彼女はお葬式の準備を順調に整えていく。しかし、完璧かに思えたエレーナのお葬式計画に想定外の事態が持ち上がってしまい……。

『ブレスト要塞大攻防戦』(2010年)、第27回東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞受賞作品『草原の実験』(2014年)のアレクサンドル・コット監督は、双子の弟にあたる。

★2017年モスクワ国際映画祭
観客賞
★2018年ゴールデン・イーグル賞
助演女優賞(アリーサ・フレインドルフ)
地球外生命体

地球外生命体