いかえもん

ラスト・クリスマスのいかえもんのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
4.0
よし!調子に乗って、クリスマス映画をもう1本観ちゃうぞ!
ということで、U-nextのオススメに出てきたこちら。
ワム!のラストクリスマスをベースにしたラブロマンスヒューマンドラマ。

あんまり内容言えないので、とりあえず観てみるというのはいかがでしょうか?よい映画でしたよ。

ということで、このレビューは基本、あんまり映画に関係ない事書きますけど、観てほしい感は満載でお送りしたいと思います。
まず、ヘンリー・ゴールディングなんですが、この人、どっかで見たような…この劇団ひとりのような雰囲気の俳優さん…、あー!GIジョーのスネークアイズだわ!嵐影で忍者の修行してた人じゃーん!ってなりました。忍者の時より大分魅力的でよかったです。
で、主人公のエミリア・クラークは、昔で言うところのトランジスタグラマーなんじゃないだろうか。小柄なのにグラマーでキュートな感じ。このトランジスタグラマーって言葉、レベッカが解散後にノッコが作ったデュエットの曲のタイトルにってなってて、なかなかかわいい曲なんですよ。いったいどういう意味なんだろう?と思って調べたら、そういう意味だったんです。それをふと思い出しただけなんですけど、彼女にぴったりな言葉だと思うし、この映画の彼女はまさにそういう感じ。

この二人が中心でもちろん話が進むんですけど、劇中で流れるワム!もしくはジョージ・マイケルの曲がまたいい!

ワム!を初めて知ったのは小学生の時でしたけど、ジョージ・マイケルって多分私が生まれて初めて見た超かっこいい外国の人でした。当時はケアレス・ウィスパーって曲がめちゃくちゃ流行ってて、そのMVをよくテレビで見てました。ジョージ・マイケルが、しがないボート屋の若者で、めっちゃかわいい良家のお嬢さんと付き合ってるのに、年上の女性と浮気してそれが彼女にばれて振られるという設定のビデオで、子供ながらに、あーあ、アホやなぁと思って見てたら、歌の中でジョージ・マイケルが「どあほ~♪」って歌ってるとこがあって(もちろん空耳アワーですけど)、「自分でどあほって言うてる!」と英語が分からない子供の私は思ったものでした。あれ、英語でなんて言ってるか調べようと思いつつ今に至ってしまったな。
ラストクリスマスはその次のアルバムでしたね。このMVがまたよくってねー。大人の男女数人がみんなで雪山にスキーに行って、夜はみんなでクリスマスパーティー。元カノとの再会。彼女には新しい彼氏がいて、自分にも新しい彼女がいて、だけど彼女のことが忘れられないみたいな設定で、また子供の私は、よくわからんなーと思っていました。でも、曲の良さは子供でもわかる。ラーストクリスマス、ふんふふんふ~♪みたいな感じでようわからんと歌ってました。それからのち、多くの人がこのラストクリスマスのカバーを出していますが、やっぱりジョージ・マイケルほどのセクシーな歌声で甘く歌える人はなかなかおらんなぁと思います。途中でハッピークリスマス…って囁くとこととかほんとヤバい。子供の頃に出会ってしまった超かっこいい外国の人って、アヒルの子供の刷り込み的に私の中に残ったなぁと思う。そんな彼の甘い歌声で始まる心温まる素敵な映画ですので、ぜひ皆さん観てみて下さい。