"俺らのことだよ！"
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なんでそんなすぐバレる嘘を…と、愚行を重ねるおバカ具合に頭を抱えて呆れ笑う新感覚ブラックコメディ。
小学生レベルの場当たり的思いつきが最悪の事態を招く。
そして最後には妻たち同様「どういうこと？」とハテナが頭に浮かぶ。
人は計り知れないですね…
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向こうみずな証拠隠滅で墓穴をグングン掘り進んでいく二人。
「事実は小説より奇なり」を地で行く予測不能な展開に唖然。
論理的な推理が通用しないおバカな思考回路、本人にすら説明できない行動原理。
これほど気持ちよく矛盾を連鎖させていくのは、緻密な推理モノよりも逆に難しい。見事な脚本だ。
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必死さと表裏一体の間抜けさ、可笑しみをブラックコメディ的に描くのはコーエン兄弟やタランティーノの影響を感じる。
また「失敗が失敗を呼び、悲劇が雪だるま式に膨らんでゆく滑稽なクライムサスペンス」という点でサフディ兄弟の『グッド・タイム』を連想する。
