劇場 No 128
74点
「6才のボクが大人になるまで」の監督さん作品。専業主婦となり天才建築家としてのキャリアを諦めていた主人公バーナデットが、あたり構わずに自分のあるべき姿を追求していく物語。「TAR」も気難しい主人公のお話でしたが、ケイト様が本作で演じられた役柄も結構面倒な主婦の役。理解のある夫や素直な愛娘に恵まれているけど、ご近所付き合いが上手く行かずトラブル続きの様子がコメディタッチで描かれる。率直に言うと、こじらせ系で破天荒な主婦だけど、ケイト様だから仕方なく許してしまうところで、あの行動力は見習うべきところ。でも、これがうちのヨメだったら、即刻に三行半を渡して追い出しているところ(て言うか私が追い出されているかも笑)。エピソードとしては、FBIがやって来るところがやや蛇足に感じたけど、その後に続く“南極旅情篇”でチャラに。予定調和ながら親娘の絆を見せつけられるラストシーンには思わずうるうる💦天才建築家という伏線が思いっきり回収されていくエンドクレジットもGOOD。かの名曲“TIME AFTER TIME”のサントラもなかなかの聴きどころで、しばしの間ながら残暑を忘れさせてくれる南極大陸(実はグリーンランド)の風景も良き👍
