※アニメシリーズは全編視聴済み
一言でいうと、面白かったです！
きっと劇中で劇場版を作るんだろうな〜と気楽な気持ちで観始めると、かなりの絶望から始まってだいぶ焦りました。
劇中の内容自体はアニメシリーズ本編と本質的には変わりません。壁にブチ当たって、それを乗り越えるというものですね。同じことの繰り返しでは飽きそうだと思いますよね。しかし、これは「SHIROBAKO」の劇場版です。2クール後の世界で、それぞれのキャラクター達がどのように時間を過ごしたかわかる描写がしっかりとあり、本編を見た人ならば内容に飽きることはないと思います。
これは友人と話していたことなんですが、アニメシリーズ本編第2話「あるぴんはいます！」にて監督達が「あのキャラクターは甘いものが好き」、というように設定にない事で語り合い盛り上がるシーンがあります。映画を見終わった後に、描写のない空白の時間にきっとあのキャラクターはこうしていた、と想像を友人と語り合うのがとても楽しかった。2話で木下監督が言っていたように、キャラクターが生きていた証なのかなあと思いました。
映画全編を通じて、描かれているのはキャラクター達の「成長」です。主人公「宮森あおい」だけではありません。時にはキャラクターの変貌ぶりに笑い、涙する、そんな作品です。
新キャラクターについては、私が思っていたよりも出番は少なかったものの、劇中での立ち回り的に居て良かったなと思います。めっちゃ綺麗だし。俺も一緒に飲みに行きたい。
恐らく賛否がわかれる部分は、あえて記述しませんが、私は良くも悪くもSHIROBAKOらしいと思いました。ちょっと尺取りすぎてて心配にはなったけどね。
まとめると、SHIROBAKOアニメ本編を視聴した人には必見の内容だと思います。そうでない人にもぜひ見てほしい。
ここで描かれるのはアニメ製作ですが、その前にチームワークで仕事をするという事の素晴らしさが込められています。
観終わった後にもう一回観たいと思う作品でした。変な話。
