2週間前から連絡のつかなくなった兄を探しに、地方から渋谷にやってきた青年リク。
右も左もわからない中偶然出会ったミュージシャン・リョウと共に渋谷の街を探し歩くのだが…というお話し。
リクと同じく地方に住む自分にとって渋谷は、何かを探そうと思ってもそう簡単にみつけられない巨大な迷路。
(田舎なら簡単に見つかるけれども（笑）)
でも、そうやって何かを探しているうちにまるでネットの回線が繋がるように様々な人との出会いがあるのもまた人の多い都会ならでは。
テレビなどで大都会をみると“街”という一つの塊でみてしまいますが、そこには一人一人の生活や営みがあって、その繋がりが“街”を作っているんだなと思うと、都会も悪くないななんて思います。
リョウさんかっけぇ！って思いながらも、心のほっこりする温かい作品でとても好きでした。
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