とみきち

マトリックス レザレクションズのとみきちのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

映画の冒頭は前作までのマトリックスが全てゲームの中の出来事でトーマスの妄想で前作の結末は夢オチだった…というような展開。
鏡のシーンなど、一瞬だけ見えるハゲ親父がその正体らしいが、後に説明があるとはいえミスリードを誘う描き方で視聴者をずっと惑わせる展開が続く。
そもそもなんで前回死んだはずのネオが生きてるんだ?やっぱり前作までの話は全部夢で20年前に熱心に観ていたのは何の意味もなかったものなのかとガッカリしかけた。
そこからはあんまり真面目に映画を観られず何故かアプリ化されたモーフィアス、ギャラの関係なのかこちらも変更されたエージェントスミス。
プログラムなのに浮浪者になったエグザイルたちの登場は何となく安っぽい気がした。
何も無理に仲間が死ぬ展開が必要とも思わないが、主要キャラクターが無惨に惨めに死んでいく前作までとは無情さも緊張感もやや劣る。
本家ならではのサプライズはなく、前作までの印象的なシーンを再現していたり、一言で言えばファンムービー。
観て損したとは全く思わないが、素直に良かったとも言えないのが少し悲しい。
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