スコアを付けるのが恐れ多いので、、
現代映画の映像・音響編集技術には驚かされてばかりですが、と同時にCG編集が当たり前になっている世の中。
今この時代に見るから感じる圧倒的リアルな戦争、戦争映画の中でも凌駕する程の迫力。
これが本物か。
この作品は劇場で観ることを約束とし、世に出されたものだと感じました。
一直線の物語であることは間違いないが、
登場人物の台詞や皮肉めいた混沌とした状況から、ベトナム戦争や当時のアメリカ軍に対する価値観が揺らぐ。
コッポラ監督はこの作品について、
観客にベトナム戦争の恐怖、狂気、感覚、道徳的ジレンマなどの認識を与え得るような映画体験を創造すると述べていますが、まさに大成功でしょう。
“不安定”というものがこの世に存在し、この不安定は感覚的にも視覚的にも個人それぞれに当てはまるものがあると確立した作品。
未熟者なので40年後にもう一度鑑賞し、
理解を深めたいです。
