地獄の黙示録 ファイナル・カットの作品情報・感想・評価・動画配信

「地獄の黙示録 ファイナル・カット」に投稿された感想・評価

 何回観ても…
…凄く地獄…

 狂った人間が戦争を始めるのか、戦争が人間を狂わせるのか…どちらにしても、狂った人間が見せる地獄は、死神の楽園…

 死神…“ワルキューレ”の騎兵ヘリの騎行、このサーフィン狂いキルゴアの奇行が“陽の死神”とするならば、カオスを哲学とカリスマ性でユートピアに治めたカーツ大佐は“陰の死神”
 “死神”に踊らされたウイラード大尉…そもそも、こいつも最初からイカれモードの半死神 わずかに残った人間性が、このアポカリプスを静かに、暗闇に落とすように終わらせた…ということか…

 ロバート・デュバル(キルゴア大佐)
 マーロン・ブランド(カーツ大佐)
 マーティン・シーン(ウィラード大尉)
 それぞれの強烈イカれ演技が、凄く地獄!…でしたよ
 あと、ローレンス・フィッシュバーンが、まあ若い! ハジけたヤンチャ青年!

 ストーンズの“Satisfaction”は地獄のオアシスのように聞こえてくる…



 パールちゃん! やっと再鑑賞できたよ! やっぱ凄かったね〜〜🤭
 
RIO

RIOの感想・評価

4.8
花の強い香り 極彩色の安息の地 
そこで私は悪夢に首まで浸かっている
音もなく纏わりつく虫を追い払い
甘ったるい空気に耐えている

奇襲という名の殺戮 屠殺

常軌を逸する光の中でこの戦争で
在る場所があった人間は1人として見当たらない

何回も観れるもんではないです
もうホントにウザいアメリカ
何回でも同じ事を繰り返す

見終わった後の悪臭に虚しさ
コッポラは凄い
細かいところの1つ1つに意味があり
その中身はまるで無いという逆説

カッコ良いと思う自分のなかの何かと抵触する
ただただどうしようもない気持ちに堕ちる
そのものがこの作品の本質だと思う

マーロン・ブランドの聖なる野獣っぽさが
気持ち悪くて最高
やっと見れた。ベトナム戦争の悲惨さを描いた戦争映画と思っていたけど、ちょっと想像と違った。
ベトナム戦争映画ではあるんやけど、ベトナム戦争中にベトナムの先のカンボジアで自分の王国を作り上げた謎のアメリカ軍人を目指す話。道中に出会う場所や人がまた強烈に地獄的。
ワーグナー流しながらの奇襲は迫力がすごい見応えあり。攻撃しまくられてる中でサーフィンしろと命令する上官からボード盗むシーンとか良い。
プレイガールが慰問に来る島?とか、もはや上官とか敵とかなにがなんだか分からなくなっても何故か戦っている場所とか。
フランス人が住んでる農園はいるのか分からんかったか…。
まあ、全部地獄で登場人物もみんな狂ってるんだけど。
一緒にクルーズする4人の部下も戦争で壊れてるぽいけど個性的で愛着わく。

目的のカーツ王国に着くまでは謎のカーツへの期待が膨らんで結構楽しめたけど、カーツ王国着いてからは意味がわからない過ぎ地獄だったからウトウトしちゃった。
カーツがあまり理解できない人物像だったけど、戦争でおかしくなった人沢山いたんだろうな。
maro

maroの感想・評価

3.7
ファイナル・カット版は劇場公開時に行こうと思いつつ、その長さにここまでスルーしてしまったが、見始めると時間を感じさせない。
改めてみても尋常ではない作品。異様な迫力でこちらに迫ってくる。
サーフボードを盗むところと、フランス人たちの家に行くところは通常版には無かったような気がする。気のせいかもだけど。
ワルキューレの騎行が流れるシーンはやはり印象的。そして、サーフィン狂いの中佐がロバート・デュバルだったことに初めて気がつく。あと、同行してる痩せてる乗りがいい黒人がローレンス・フィッシュバーンだった。
いや全くわからん、時間を返してくれ。セットのスケールは大きいし、撮影も大変であったと思う。戦争の悲惨さを伝えるなら、プラトーンのほうが個人的には合っていると思った。
Sai

Saiの感想・評価

3.8
ファイナルカット版として久しぶりに鑑賞した。圧倒的な狂気の沙汰を全編に亘り感じた。まさに戦争の地獄がえがかれている。もうこういう映画は作れないと思う。
地獄の黙示録と言えば、ワルキューレの騎行ですが、序盤の戦闘シーンで聴けただけで、もっと聴けるシーンがあるのかと勝手に思っていました。
昔から、いつか観ようと思っていた映画でしたが、あまり理解が出来なかった。
ファイナルカット版でなければ、もっと違ってたのかは気になりましたが、後から、キャストを見て、名優さんがたくさん出演していたのに気付く程度になってしまった…
戦争は、酷い、辛い、暗い、長い…
自分的には、ワルキューレの騎行を聴いて、藤原組長を思い出した。
わたしは完全にソフィア・コッポラ世代。ドラマ「ジ・オファー」をみて、ソフィア父のフランシス・フォード・コッポラに興味がわいた。ゴッドファーザーは観たことがあったから、地獄の黙示録を…と思ったら3本もあるやないかい。どんだけ編集し直すねん。こだわり強し。

紹介文に「戦争そのものの狂気を描き出す戦争映画」と書かれてる。たしかに。アメリカ兵士側から漂う戦争ごっこ感…何のために?どうするのが正解?っていう戦争とは何ぞやは置いといて、制作陣の映画への熱が伝わってくる。牛の解体、生きた牛使ってそうやなぁ…とか今の時代では考えられへん生々しさ。倍速で観る不届き者がいない、映画が最上級の娯楽扱いされてる時代、最高。シリアスな題材やけど、ポップコーンとコーラ片手に大きなスクリーンでたくさんの人と観るのがこの映画への礼儀な気がする。

有名俳優さんたちが若い上に泥まみれで、人種の違う私には誰が誰やら見分からへんのがもったいなかった。
プレイメイトの後半切られていたのが残念。
おっぱい要員は、どっちかだけって事かな?
地獄に合うのはプレイメイト後半な気もするが
神曲のベアトリーチェの踏襲を考えると
フランス未亡人の方が正解なのかな…

フランス未亡人とプレイメイト後半が並んでいる方が
地獄の地獄ぶりが見れたかも

未亡人が神聖な立場にいるとは限らない作りにも見えたから、このままでもいいのかな〜

地獄、煉獄、天国で分かれて作られてる気もしたけど
全部ひっくるめて地獄に思えたのでよかった

どのバージョンでも揺るぎない
キルゴアさんの存在感は助かる
地獄の支配者、あれが最初なのが
狂気の門出に相応しいんだね

あの若者がローレンス・フィッシュバーンだと今回で気づいた
フランシス・フォード・コッポラ監督が、ジョゼフ・コンラッドの小説「闇の奥Heart of Darkness 」を原作に、舞台をベトナム戦争に移して、この世の終末と人間の心の闇を描いた問題作。
カンヌ国際映画祭で「ブリキの太鼓」とともにパルム・ドールを受賞。
「闇の奥」以外にもT・S・エリオットの「荒地The Waste Land 」や「うつろな人間たちThe Hollow Men」の一節が引用されていたり、ジェームズ・フレイザーの「金枝篇The Golden Bough 」から"王殺し"や"犠牲牛の供儀"のシーンが採用 されるなどモチーフとしている文学作品が多数ある。
原題:Apocalypse Now(1979)
今回の鑑賞は、"オリジナル版"公開50周年を記念してコッポラ自身が編集した、オリジナルより30分長い"ファイナル・カット版「Apocalypse Now Final Cut」(3時間02分)。
なお「特別完全版」は未鑑賞。

ベトナム戦争が激化する1969年。
アメリカ陸軍のウィラード大尉(マーティン・シーン)は、カンボジア奥地のジャングルで自らの王国を築いているカーツ大佐(マーロン・ブランド)を暗殺する命令を受けて、4人を連れてヌン川をさかのぼり、カンボジアの奥地へと踏み込んでいく…。

~その他の登場人物~
・報道写真家(デニス・ホッパー)
・夫を戦争でフランス人(オーロール・クレマン)

賛否両論を巻き起こし、スクリーンをじっと見続けるには少し我慢を強いられる作品だが、ベトナム戦争の狂気を描いた印象的な場面が何ヵ所かある。
~その場面の一部~
・キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)率いるヘリ部隊が、サーフィンをするために、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」を流しながらベトナムの村落を攻撃していくシーン、
・"ミス8月"サンドラ・ビーティー、"ミス5月"テリー・テレイ、"バニーの女王"ミス・キャリー・フォスターがヘリで慰問に来るシーン
・麻薬に溺れ正気を失ってゆく哨戒艇の乗組員たちによる"サンパン"の臨検シーン、
・ヌン川のアメリカ軍最後の拠点ド・ラン橋で指揮官不在のまま戦う部隊、
・ウィラード大尉がフランス人入植者たちと会食するシーン…

「朝のナパーム弾の臭いは格別だ」
I love the smell of napalm, in the morning.

「あなたという人間は2人いる。人を殺すあなたと人を愛するあなた。…でも、あなたは生きている。それが大切なの」

「理性的判断が敗北を招く。…何よりも嫌悪すべきは偽りが招く悪臭だ」

「恐怖。恐怖には顔がある。恐怖とそれに怯える心を友にしろ。そうしなければ、この2つは恐るべき敵になる」

ドアーズの「ジ・エンドThe End」が、ナパーム弾により全てが焼き払らわれる冒頭やウィラードがカーツ殺しに至るシーンで使われ、全体の基調を成す。
ローリング・ストーンズの「サティスファクション(I Can't Get No) Satisfaction」もうまく使われています。

現代社会(戦争時だけでない)の中で、人は善悪の意識を失って精神の不毛の中で生きている。精神の不毛の中で疲弊して生きることは死を意味することであり、死によって生きるしか道はないのか…。
なお、この作品をカンボジアやベトナムの人たちが見たら、カーツ大佐の王国の描かれ方などに特異(奇異)さを感じないのか聞いてみたい。
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