人の恋愛にはいろいろダメ出しをすることができる。
なんで!そのタイミングで抱き着くのか!?
どうして!そんな自己中心的な発言がでちゃうのか!?
映画の前原瑞樹の行動に逐一ツッコミをいれたくなる一方で
自身の恋愛にも前原瑞樹の片鱗をみたような気がした。
いきなり思いが高ぶって告白してみたり
彼氏が別れた後に、今思えば大して好きではない相手を
好きと錯覚してみたり・・・、
前原瑞樹のイタさは、どこか自分の経験にもかさねられる
それほどリアルな人間の恋愛を描いた究極の恋愛ドラマである
他人の恋愛にはいろいろと意見がいえるが
自身の恋愛はわかっていても、コントロールがきかない・客観的にみれない・どこかかっこ悪くなってしまう。
でもトライ&エラーを通して人間は、すこしずつ成長していけるのではないか・・・そんな希望も孕んでいる映画だと思う。