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A.I.ライジングのhasseのレビュー・感想・評価

A.I.ライジング(2018年製作の映画)
2.1
演出2
演技2
脚本1
撮影3
照明3
音楽3
音響3
インスピレーション1
好み1

『エクス・マキナ』に続けてAI物2本目。
脚本にかなり無理がある。
主人公は女性アンドロイドに恋をし、言われるがままではなく自立的に主人公を求めるようになってほしいと望む→だからソフトウェアを初期化。初期化したら任務の阻害要因となるセックスをアンドロイドが求めるはずがない、と少し考えれば分かるはず…。
アンドロイドは、主人公の鬱の根本的な要因を治療する必要があると知る→自分が原因なので、自殺を図る。そんなことしたら、主人公はもっと鬱になっちゃう。それこそ自殺しかねない。アンドロイドの職務としてでいいから、彼を好きになってあげることが最善策だったのでは。きっとラストの大団円に持っていくためのステップなのだが、無理が際立つ内容だった。

ストーリーや思想もすかすか(社会主義とか絡めないのか?)、利口のモードで出てくるワードがシュレディンガーの猫ってあたりも作り手のお里が知れるというか、何だか残念。

エクスマキナを見た後だと特に、アンドロイドの造形や演技も含め終始内容が薄い印象だった。

アンドロイドを演じたストーヤの美貌だけが燦然と輝いていた。
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