"ものを作る人"の物語。
作ること・表現することに強い気持ちを持つ人はそれを貫くしか生きる実感は得られない。
でも時に自分が何をしているかわからなくなったり、現実の"生活"を理由にして逃げてしまったり。（それっきりやめられればそれはそれまでなんだろうけど。）
…と重いテーマが根底にありつつ、作品自体は金属バットのナレーション（おしゃべり）に乗って軽やかに可笑しみを持って進む。
変化のある映像も独特。
小さな人間を包み込む豊かな自然と、部屋の作業台から生まれる小さな宇宙。
どちらもキラキラと美しい。
今まで観たことのない、他のどの作品にも似ていない不思議な一本でした。
1時間はあっという間過ぎちゃうからもっと長尺で観てみたい。
予告のラストに出てくる2人のやりとりがここでこう使われるのか…！
不意を突かれた。ヤラレタ。
