ゾロ

マザーレス・ブルックリンのゾロのレビュー・感想・評価

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)
3.5
エドワード・ノートンによる
脚本、監督、主演
癖のある私立探偵
豪華俳優陣の共演


観たい要素がてんこ盛りで
映画館で観たかった映画
DVDですが、やっと鑑賞しました


トゥレット症候群を患っている
ライオネルをカメレオン俳優の
”エドワード・ノートン”が
見事に演じてました

驚異的な記憶力を上手く活用した
真相究明への構成は面白かった

ただ、リアルすぎるのかな?
ライオネルが初体面の人全員に
病気の説明をするんだよね・・
確かに、端折ったら「ご都合主義」って
感想になるのかもしれないけど
もう少し、工夫が欲しかったかな

ジャズバーでのダンスとか
ゆっくり時間をかけたシーンが多くて
テンポが良いとは言いづらい

後、権力者が隠したかった事実というのが
えっ!?その程度 って思ってしまった・・



アレック・ボールドウィンが演じた
モーゼスという人物の元となるのは

 都市計画家のロバート・モーゼス

そして、急激な都市開発に異論を唱えた人物が

 ジェイン・ジェイコブズ

モデルと思われる女性も登場してた

”ジェイン・ジェイコブズ
  ニューヨーク都市計画革命”

このドキュメンタリー映画での知識が
色々繋がって、なるほどなーってなった





当時の権力者がNYでどんな事をしたか?

アレック・ボールドウィンの演出は
まるで、ちょっと前の大統領のよう・・

 ドシドシ音を立てる威圧的な歩き方
 人種差別についての持論
 土地や権力に関して熱く語る
 思い通りにならないと激おこになる
 誰しも屈服させたがる



スクラップ&ビルド
人種差別

  歴史は繰り返される


”エドワード・ノートン”の提言
解りづらいけど、社会派ドラマだった


でもね

日本人にはNYの歴史も人種差別も
モデルとなる人物も良く解らず、ピンとこない
そもそも、世界各地で紛争の原因となる
先祖が土地を追われたり、家族が迫害されたり
信仰を弾圧、抑制された歴史が無いから
本当の意味での理解はなかなか難しい
ゾロ

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