ぎゅう

マザーレス・ブルックリンのぎゅうのレビュー・感想・評価

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)
4.1
ハードボイルド探偵ムービー!
今風なのは差別問題に切り込んでることと、
主人公が障害持ちでハードボイルドクライムサスペンスに定番のクールでニヒルな設定じゃないこと。

でもその彼の欠点のあるキャラクターがかえって魅力的でとてもよかったし、サスペンス要素もテンポ良く進んでとてもよかった。

メインの感想とは逸れるけれど、主人公は中年のおじさんなのにその障害のせいでどこか幼く見え、人とのコミュニケーションも不器用だが、その分、とても純粋だった。(偏見でバカにされているが本当はとても賢い)
彼を見てると年相応に大人っぽくあるべきというあるべき論から逸れていてもいいじゃないかと思えてきて...
いくつになっても幼さがあってもいいじゃない。
もういい大人なんだからこうあるべきとか、男なんだから、女なんだからといった、価値観の枠に捉われないことにとても惹かれる
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