kio

郵便配達は二度ベルを鳴らすのkioのレビュー・感想・評価

3.0
イタリア語の原題は「妄執」
タイトル通りのストーリーだった

まさにステレオタイプの因果応報を描いているが、
ムッソリーニ時代に作られた映画であることを鑑みるとよくこれ程過激な作品が生まれたな、とは思う。

この二人が上手くいかなかったのは、
勿論犯罪による因果応報ではあるのだが
純粋な不可抗力の愛情ではなく
お互いの価値観が違うことを理解する前の衝動的な性欲による駆け落ちだったから。

全然好きなタイプの作品ではないが、
人間の醜い部分を上手くあぶり出している、良く出来た映画だった。
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