これまたPrime Videoで高評価だったので視聴。なお作品はAmazonのオリジナル映画。
見ていてエドワード・スノーデンに似てるなぁと感じたけど、作中でも何度かスノーデンの名前が出てくる。そういう意味では同名の映画「スノーデン」や「シチズンフォー」のようなドキュメンタリー映画に近しい印象を受ける。
物語としては拷問として国が違法としているものを、CIAが独自にGOサインを出し、局内で「強化尋問プログラム」として扱った。。。が、その証拠となるデータを局内で隠蔽。その調査に関する一連の流れ（と言っても数年にわたる調査）をしたという内容。
確かに映画としてはよくできていて、時系列がハッキリと分かるようになっていたり、拷問の内容が映像で見て取れるので、どれほど非人道的な拷問が為されていたのかの理解につながる。
てか最初の拷問内容の中に「激しい音楽を聴かせて精神を追い込む」というのがあり、その中で使われている音楽がSlayerの名曲「Raining Blood」なんだが、これメタラーにとってはご褒美じゃん!!としか思えずフツーに笑った（YouTubeでRaining Blood調べたら、アップロードされてから10年間で3,800万回も再生されてる）。
なお作中、拷問資料を何度も読み込む調査チームが、その惨状のヤバさから精神的に病んでいくシーンが描かれている。
これ、NHK-BSでやっているドキュメンタリーシリーズ：BS世界のドキュメンタリーにて「ソーシャルメディアの“掃除屋”たち」という題材で、アメリカSNSで日常的に発信されるポルノや残虐性ある言動・映像コメントを、フィリピンの請負企業がを人力で排除する日常を追った作品があるんだけど、その業務に携わった人間「すべて」がノイローゼになってPTSD的症状に陥るというリアルな調査報告があり戦々恐々した。
あとこの映画「ザ・レポート」を見て思いついたのが日本の731部隊。
この作品のオマージュとして731部隊の事後調査を描いた作品が生まれたとしても不思議じゃないなと。
ちなみにスコアが4.1とそこまで高得点じゃないのは、万人ウケする作品でも感動もしないなって事での点数にて。
