サトー

Melanie Martinez: K-12のサトーのレビュー・感想・評価

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)
2.1
原宿系MVの1時間半耐久。
パステルカラーのオーバードーズ。

曲や話は「抑圧や馴れ合いからの解放」をテーマにしているけど、自分自身に自信がなくて「他者からの理解」という抑圧を求めている矛盾。結局承認を得られないと自信を持って行動できない。

病み方とか表現方法は大森靖子に近いかも。

「押し付けないで」って言いながら、主人公も仲良しグループのリーダー役やってるし、「合わないグループからは出てもいい」って人望があって1からグループ作れる奴の戯言なんよな。

自分が本質的に抑圧側であることに気づいていない。

基本冷めた目で見てたけど、ダンスはいい。

追記:
「自意識はあるけど、経済的にも精神的にも自立してない青年」を描いているならよく表現できているのかもしれない。この映画が好きになれないのは、私がそういう人間で同族嫌悪しているからなのかも。作者はどこまで意図しているんだろう。考えすぎかも。
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