2024年42本目
久しぶりのインド映画
『パッドマン 5億人の女性を救った男』の製作スタッフが集結。
アジアで初めて火星の周回軌道に探査機を到達させたインドの実話を基にしている。
ロケットの打ち上げが失敗に終わり、責任者のタラとラケーシュは、火星探査プロジェクトに異動させられる。誰もが実現不可能だと考える火星探査だったが、経験の浅い寄せ集めのチームが、僅かな予算でミッションを成功させるべく結束していく。
『パッドマン 5億人の女性を救った男』のアクシャイ・クマールが主演し、『女神は二度微笑む』のヴィディヤー・バーラン、『きっと、うまくいく』のシャルマン・ジョーシーらが共演。
女性の科学者の活躍が際立つインド版『ドリーム』のようなストーリーで、個性豊かで魅力的な女性陣が結集する場面は、『オーシャンズ8』のような楽しさがある。
あまりに無謀なチャレンジになるため、チームの士気がなかなか高まらない中、各々が科学の道を志すきっかけになった出来事を語り合うシーンが印象的で、何事に挑むにしても、初心を思い出すって大事なことだと改めて感じた。
『スター・ウォーズ』を見て宇宙のロマンに目覚める気持ちはよくわかる。
キャッチーな音楽に合わせてノリノリで踊るシーンは、実にインド映画らしくて愉快。
自分が生きている間にどこまで宇宙開発が進むのか楽しみ。
