キャサリン子

水上のフライトのキャサリン子のレビュー・感想・評価

水上のフライト(2020年製作の映画)
3.8
走り高跳び選手として将来を有望視されていた遥(中条あやみ)は、ある日、不慮の事故に遭遇し脊髄損傷で下半身麻痺となってしまう。
オリンピックの夢を断たれた遥は心を閉ざし自暴自棄になるが、パラカヌーという競技に出会い、新たな夢を目指していく…というお話。


全然期待していなかったんだけどかなり良かった。
自信家で傲慢だった元走り高跳びの選手が、パラカヌーと出会い、パラリンピックを目指して再起するとともに、今までもずっと周りの人に支えられてきたということに気づき人としても成長していくドラマです。


悪いときだけじゃなく、調子が良いときも、人は常に誰かに支えられて生きていることに気付かされました。
何事も順調でノリに乗ってるときって周りが見えなくなりがちですが、実は自分が知らないところで誰かがフォローしてくれていたり陰ながら支えてくれていたりするものですよね。

今の自分があるのは多くの人のお陰であり、自分が頑張り続けることができたのは周囲の人の頑張りもあったからだということを教えてくれる作品でした。


感謝の気持ち
謙虚な心

それらの意義を知った遥は、たくさんの応援を力に、きっとパラリンピックの舞台で水上を跳ぶことができるはず。


遥、頑張れ!
キャサリン子

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