このレビューはネタバレを含みます
街の上で
文化とはなんだろう。
私はあまり頭がよくないので、パッと一言で表すことはできないけれど、
人間の余剰が残っていくと文化になるんだと思う。
大切だけど、無くても生命は維持できるくらいの余剰。
お正月とかクリスマスとかそういうものより、
街は局所的で変化も早い文化だからこそ、
今ある時に映画という形で残せることが良いなと思った。
意味がないようであったり、
深そうで深くないこと言ってたり、
街と人生を漂う若者たちの群像劇って感じで好みではあった。
長回しも効いていて、
好きか嫌いか、長いか短いかとかでは語れぬ人との関係や気持ち、
時間だけはあった頃の気持ちにさせてくる。
イハちゃんがかわいい。