“ エンドロールに名前がなかった
名前がなかった
だからぼくら
旅をつづけなくちゃ
旅をつづけなくちゃ”
誰も見ることはない
どれだけ「練習」してきたとしても
どのような人生を歩んできたとしても
それはスクリーンには映らない
「下手だったから」
でもその下手さは嘲笑の対象ではなくて
その下手さこそが生きる意味で
街も人も変わるけれど
たしかに、ここにいる
これからも傷つけて傷つけられて
生きていく
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思うところがあり再見
今泉力哉の徹底してミニマムな世界を撮る試みの到達点では、と思うレベルの傑作
居心地が良くて、軽やかで、でもしっかり残る
でもこれを「面白い」ということは、なんだか自分の”青”的な部分(それが多いからこそめちゃくちゃハマる)を魅力的な女性たちに肯定してもらっているような感じがする。この映画にすごく居心地のよさを覚えることに、逆にすごく居心地の悪さを覚える。
中田青渚と若葉竜也のシークエンスの素晴らしさはほんとすごいし、みんながごちゃごちゃするところの軽快さも、中田青渚•萩原みのり•古川琴音の対峙シーンもめちゃくちゃ魅力的
今泉力哉演出のよさが極限まででている、というかもはやマジックだろ…と思うレベルの心地よさ
でもこの心地よさになんだか居心地の悪さを覚える自分の感覚も大事にしたいし、それだけ色々な想いを沸き立たせるこの映画はやっぱりすごい
城定秀夫さんの話できるの羨ましいな、、