Tはっちょう

街の上でのTはっちょうのネタバレレビュー・内容・結末

街の上で(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

・笑えた!
・静かな映画に見えて、死も見えてくるし、感情はグワングワン揺さぶってくる。でも派手な音楽とかは使わない。それでもこっちが笑ったり、「いや寝るんかい!」とか「いや、例の彼女はお前かぁああ!」「衣装一緒やないかい!」「気まずいな!」「可愛いな!!」と声を上げたくなるような演出をコテコテにやってくれてる。
・ワンハリに近い感覚だった。フリがあってグワーっとラストで盛り上がってく感じ。群像劇。
・下北沢という名の街の上でのみ繰り広げられる群像で、ワンハリならハリウッドだし、バットマンで言うならゴッサムなんだよな。
・青の生きている証。レアチーズケーキの歌ももう聞けない。映画にも出れなかった。本も読むだけ。でもたしかにここに存在した。古書店の店長で言えば、それがあの留守電だしお店だしあの取り残された女の子が生きてた証だった。
古書店の女の子が「そんなの存在の否定じゃないですか!」って言ってるのはそういうことなんじゃん?だから、音楽やってたんですか?データありますか?って尋ねる。彼を失ったことから、生きてた証について考えてる。
・打ち上げのあのアウェイはめちゃくちゃ共感笑いした。あーいう飲み会ってあるし、あーいう浮き方って飲み会でするよな!って。専門的な話をしてたり、ストイックなぶつかり合いしてたり。すげーわかる。あの状況。
・むちゃくちゃえもかったなぁ。下北沢という町に愛着は全くないんだけど。いかにも!って感じの人がたくさん住んでる
・行って、帰ってくるっていう意味で言えばこれマッドマックス怒りのデスロードみたい。