ウニ

オン・ザ・ロックのウニのネタバレレビュー・内容・結末

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ファザコン万歳!
めちゃ入り込めた。
ソフィアコッポラの言いたいことわかります。
庶民に嫁いだお嬢の戸惑い。

困ったときにお父さんに電話したら、B級な解決策で先走られて、予想の斜め上に持って行き、わちゃわちゃのうちにこだわりが解消するとか、あるあるっしょー。お父さんは一生味方。成育過程において、人間の不条理と楽しさという善もあわせて見せてくれる存在なのが、わかりみ。

そして、お父さんヒッコリーストライプのジャケットにブルーのカメリアつけてたのよかった。CHANEL?欲しい。
デニムとおじさんジャケットにエコバックとCHANELのバック合わせてたのも良かった。グレーのセーターに金の喜平のごっついネックレスも。何気にママのお下がりぽくもある。ワーママの着こなしの見本。

IT社長意識高い旦那のプレゼントのベタなカルティエの時計より、お父さんがくれた時計の方がセンスよいと思われます。すべてにおいてお父さんの方が百戦錬磨でセンスがよい、人脈あるし、マティーニお代わり注文してくれるし、スマートな爺の余裕がよかった。お父さんがわざわざ連れて行ったモネをもってるマダムの家のパーティー。おばあさんの半分普段着のCHANELスーツの着こなしよかった。旦那に依存しきらず自分の世界を持つことの美しさを見せたかったのかな。口笛は自分を取り戻す象徴。

心配性なお父さん、解決したか確認に来て、また来るぞ的な引き際、シリーズ化しかない。これからも、なんかあったらまたお父さんに頼るな。

父コッポラが監督、娘ソフィア主演の短編オムニバス作品「ニューヨークストーリー」の「ゾイのいない人生」のアンサーじゃないか。ふるえる。You are a jewel と祝福されて育ったソフィア。別次元。現代の姫伝説。お嬢。うっとり。
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