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アフター・ヤンのmoonのレビュー・感想・評価

アフター・ヤン(2021年製作の映画)
4.2

人種・文化の違いも超えて存在する
AIロボットのヤン

彼の言葉やあたたかい眼差しに、
自分のルーツや家族の絆、
不穏な空気を感じながらも涙が溢れる

「コロンバス」のコゴナダ監督が
静かに描く切なさと
人生の終わり方をも委ねられたような余韻が素晴らしい!

@FansVoiceJP



A24作品
LUMBの後なので、このギャップ!

映像が、とにかく綺麗で
ヤンの記録(記憶)
それがバーチャルのように
目から頭に入ってくる

自分の記憶のように

そして
坂本龍一さんとAskaさんの音楽が
頭から離れない

自然の音に溶け込むようなピアノの音や
不穏な空気を纏うような旋律

身を委ねてしまう

観る前から、とても気になっていた
家族4人の目線が
全く絡み合っていないポスター

何だか不自然な感じがする方が
他にもいたんじゃないかな〜

目線が合わないとは
すれ違っているからなのか

それとも、
必ず誰かが自分のことを見守ってくれている
ということなのか

観た方の視点で
感じ方も人それぞれかもしれない

大切なことは何か?

家族の小さな幸せや
自然の美しさを
AIのヤンの目線を通して人間の私が深く感じた

この作品は
個人的にベストに入りそうです

10月21日公開です
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