とにかく、ヤンの“人柄“…?と言って良いのかどうか、そこに感情移入しちゃう。
んもう、ヤンのメモリが再生された時の映像…。血の繋がりどころか種族?すら違う家族の日常を一コマ一コマ切り取った映像がもう、キレイでキレイで…、そこに愛情が込められてる(とプログラミングされてるのかも)映像表現がまた良き。それだけで泣けてくる〜。
メモリに何が記録されてるのかッ…⁉︎的な若干のドキドキを感じさせながらマッタクそんなこたない内容で、大きな起伏のある作品ではないけど、他の方も書かれてるように、映像美だけで見る価値ありかも。
あとは…、原作読んでないからなんともだけど、まあ、多様性をコレでもかと押し出してるけど、ソレを押し付けるでもなく。
“黒人女性を妻にして中華系女児を養子に持ってる白人男性“がクローンには差別的意識を持ってるって…、設定がいかにもだけど。
でも、ヤン=テクノには特に差別的意識は持ってない…のかな。いや、“人間になれないことに引け目を感じる”なんて思考はやっぱり、下に見てるってことの裏返しなのか。何にせよ、ヤンのメモリを見たことで、何かしらの意識変化はあったのだと思いたい。ソコがこの映画の…、キモかな?
…ウチにヤンが居てくれても、そんなハイソな会話はしてあげられませんがな〜。