「終わりが無であっても、気にしない」
「無がなければ有も存在しない」
A24作品🎬
とても美しい作品でした🥹✨
“テクノ”と呼ばれる人型ロボットやクローンが一般家庭にも普及し家族の一員として共存する近未来🤖
ある家族の長男として暮らしていたテクノのヤンが突如故障し修理する過程で、隠された秘密や家族の愛を描くSFヒューマンドラマ✨
AIやクローンが当たり前になってる未来は、人種についても多様で、ヤンの家族も白人のジェイク、黒人の妻のカミラ、中国系の幼い養女ミカ、そして兄としてテクノのヤンと、家族という形も血縁や人種で縛られない自由さと多様さの当たり前な感じを描いてるのがまず凄い👨👩👧👦
こういうSFだと、「AIに感情は宿るのか？魂は存在するのか？」とか普遍的に描かれるテーマではあるけど、今作は更に死後の世界とか、生死感まで描かれていた感じがして、一歩踏み込んだ次元を見た気がした✨
人間と見分けのつかないテクノのヤンは、「本物の人間になりたいのか？」といった問いかけに対しても人間らしい愚かな考えと跳ね返したり、ヤン自体はテクノとか人間とかではなく「アジア人としてどう在るべきか？」って軸で思考し生きているってのも一歩進んでる感じがしたし、新しい視点だった👀
停止したヤンのメモリバンクに保存された映像を映し出すシーンが本当に美しい🎞
ロボットの記憶は、記録に過ぎず本来感情は伴わないはずだけど、そこに確かに寄り添う心が見えるよう🥺
メモリバンクを表す映像はまるで宇宙のようで、この世界に生きる私たちは宇宙が見ている記憶の再生なのかも…と思わされる幻想的な美しさだった😌✨✨
ヤンを本当の兄のように慕っていたミカが、思い出の曲として口づさむ”グライダー♬”✨
聴いたことあると思ったら『リリーシュシュのすべて』の曲か！
劇伴には坂本龍一も関わっているのね🎼✨
